世界のクロサワとシェイクスピア

新潮文庫の１冊を読み終えてから、やっと『蜘蛛巣城』に手を出した
『蜘蛛巣城』は黒澤明監督作品でシェイクスピアの『マクベス』が原作
場所を日本の戦国時代に置き換えて展開
もともとシェイクスピアのファンであった黒澤監督は他に『リア王』原作の『乱』もある*1

原作を読んでいたのでスムーズ入っていけた・・・
モノクロ*2がまたこの映画のドロドロ感をあおってる
マクベス事、鷲津武将は三船敏郎 *3
マクベス夫人事、その妻に山田五十鈴 *4

山田五十鈴さんが歩くたびに聞こえる衣擦れの音が不気味で・・・
五十鈴さんのメイクも恐いんだ・・・まさに能面？
しかも、気がふれて行く様も恐いのなんのって・・・恐いの*5

原作の魔女は、日本らしく物の怪・・・しかも老婆・・・これも恐〜い

クライマックスシーンはまさに圧巻☆
CGのない時代にこれほどのモノが作れたのはさすが！！*6

三船さんも本当に素晴らしい・・・演技といい声といい風貌もいい
有名な最後のシーンなんか『ヒーロー』のジェット・リーもビックリ！！

『マクベス』・・・本当に楽しみかも
世界のクロサワ作品と世界のミフネの演技
さあクドカンと内野さん、松さん*7・・・どんな風にやってくれるんでしょうね？
そして、あの子はどの役をするんでしょうね？・・・やっぱ、アレかな？*8

*1:って、超偉そうだけどまったく知らなかったの

*2:ほぼ半世紀前の作品だけど斬新に感じる

*3:言わずと知れた、黒澤作品には欠かせない人

*4:必殺シリーズしか見た事なかった

*5:って？

*6:まぁ私に誉められても嬉しくないだろけどさ・・・世界のクロサワなんだし

*7:多分マクベス＆マクベス夫人だよね？

*8:うん！あの役だといいな・・・