『間違いの喜劇』 by NINAGAWA2006

間違いの喜劇

女子大の学祭のトークショーを見に行き、舞台のチケットを取った
ま!その時は正直勢いで・・・?


ニナガワ作品は『天保・・・』に次いで2度目
やはりセットもどこかしら似ている*1
セットはもちろん構成も・・・*2


買ったパンフを流し読みしてると目についたスタッフの中にいっこく堂さんの名前が・・・なんで腹話術?




高らかに小太鼓とトランペット、笛の行進とともに全演劇人が楽しげに踊りながら客席後方から登場*3
そのまま舞台で軽やかに踊った後、お話が始まる


何と言っても小栗くん・・・マントを颯爽とひるがえしながらまさに王子さまそのもの
あの小顔に長身・・・正直クラクラだぁ
しかも何度も客席の通路を駆け上がる・・・通路よりのお席だったのでもうドキドキもの
何度も立ち止まりその場で演技・・・何度も駆け上がるから息遣いが・・・*4
何度も心持ってかれそうになる自分を必死で押さえ*5
二役なのは知ってたのですが、早着替えと言っても赤いマントと白いマントを変えるだけ
それでも、上手のEXITから退場したかと思ったら今度は下手のEXITから登場・・・
または客席後方から退場したかと思えば舞台上手から登場・・・
本当に二人いるのかと思うほどの素早さ・・・相当裏で走ってるはず・・・


ただ・・・実は舞台向きの朗々と響く声じゃなく、どちらかって言うと苦手なこもった声
でもそれが彼の場合はセクシーやったりするんだな・・・これが!!*6
ん〜でも、何度もかんでました・・・やっぱり相手はシェイクスピア、言葉難しいですから*7


もう一人の双子役の高橋洋さん、以前やはり天保で拝見したばかり・・・
なんと言ってもテンポのいいポンポンポンと言ったしゃべり口調が軽快な人
やはり今回もその道化のような風貌で、会場を笑いの渦に巻き込んでました
小栗くんといいコンビで・・・もちろん彼が引っ張ってたんでしょうね・・・


そしてとにかく一番驚いたのが・・・ルシアーナ役の月川悠貴さん
姿形だけじゃなくって声まで・・・誰が見ても女です
綺麗だけじゃなくって品といい、立ち振舞いといい、あの魅惑の声といい*8 *9
完璧な女性です!!完敗です!!*10
小栗くんじゃなくっても心揺さぶられます・・・彼女には


そして小栗くんの奥様役の内田滋くん*11・・・キュートでやっぱりキレイ
ただ声はおっさんです・・・でも嫉妬に燃える女としてはピッタリかも
しかも彼の半ケツ・・・いえアレは丸ケツを見せて頂きました
後姿はまるで少年のよう


舞台も後半にさしかかり忘れていたキャストの登場に会場大爆笑!!
晴生パパです・・・
なんと尼僧姿・・・でも似合ってはりました
でもフィナーレのドレスはガ体がゴッツイんでちょっと恐かった*12


次回作『タイタス・・・』で主役の吉田鋼太郎さん
今回は二人の小栗くんの父親役で登場・・・この人の朗々たるお腹からズッジリ出る声を聞くとさすがだなぁ〜これよこれと思うんですよね


shimadoraさんも書かれてたのですが、どうやってこの双子が対面するんだろうってあれやこれやと考えてたのですが・・・なるほどこう言う事やったんだ
ま!そりゃそうだ*13
パンフに載ってたスタッフいっこく堂さんの役目はここだったのね・・・


カテコはなんと1回こっきり?
最初と同じで客席の通路をみな楽しげに挨拶しながら退場してそのままお開き
ん〜ちょっと寂しかった・・・もう1回ぐらい出て来て欲しかった


2時間ノンストップ・・・最近このパターン多いです*14
でも映画なみの2時間は助かるかな・・・集中しやすいし


面白いし楽しいしいい舞台でした・・・さすが世界のニナガワ・・・お客を飽きさせない
ん〜新感線の次は・・・ぜひ、ニナガワ劇場で
ぜひぜひ小栗くんと競わせて欲しい・・・な・・・なんて

*1:パンフによれば天保はロンドンのグローブ座、間違いはイタリアのテアトロ・オリンピコの劇場を模倣してるとか・・・

*2:ま!当り前だけど・・・

*3:天保もそうだったな・・・

*4:生声ハァハァが・・・し、心臓が・・・私の

*5:ま!・・・別に必死にならんでもね

*6:と思いっきり自己中か

*7:あ〜頑張れ〜レスポールjr.

*8:ニューハーフだってこんな声の人いない

*9:タカラジェンヌって言っても信じる!

*10:勝負すな!!

*11:ほん怖で共演の!!

*12:でもそれなりに素敵

*13:あいざき進也かと思ったよ

*14:『12人・・・』『罪と罰』しいては『WL』などなど