『トゥーランドット』大阪楽・・・観賞編

トゥーランドット♪

夕食時、姉妹喧嘩に頭にきてハンスト起こして寝てやった
7時半に寝て起きたら4時半・・・今日は少し寒くなるらしい


日付詐称お許しを・・・


正直行かないを決めていた
理由はまず!!チケットが高い・・・後々考えるとお金使えないし
キャストも豪華だし制作陣も大物ぞろい・・・でもいま一つ興味をそそられなかった


でもユキヤさんの酔っとんのか〜?と思えるインタビュー式番宣見て観に行きたくなった・・・
おまけにみなさんの評判も後押しして・・・
http://turan.jp/


会場に着いてまず驚いた事が二つ
至るところに中国語の掲示板・・・多分お花や物の差し入れはこちらでお預かりします・・・チケットはこちら・・・或いはカメラビデオ撮影はダメ・・・
もちろん中国語わかりませんけど・・・漢字は読める(笑)
アナウンスも日本語の後必ず中国語でご案内
なんだろう?中国からもたくさん観に来てるのかな〜アーメイさん?*1


凄い数のお花・・・もうとにかく大阪公演でこんなにお花があるの初めて見た
しかもほとんど一人に対して・・・さて誰だ?
主役のアーメイさん、岸谷さんでもなく・・・はい!!16歳魅惑の女形早乙女太一くんです
全て立派で豪華なお花・・・しかも著名人*2
会場入って中央のエスカレーター上がった時点からチケット渡して2階の会場上がるまでの距離にズラッ〜っと早乙女くんのお花ですよ・・・
さすが新劇業界やる事も派手です


まるで美術館の図録並みのパンフレットを取りあえず買って座席を目指す
パンフ開いて衣装の生地を見ると・・・
『わぁ〜これユキヤさんの衣装の生地?』って喜んだのもつかぬ間*3


意外と男性客が多いのに驚く
しかも両隣が男性なのって初めて・・・なんか精神的に狭い・・・嗅覚的にクサい?
なっち効果か?


いつもの事で大した内容ではないですがたたみます


いやぁ〜面白かったです!!
冒頭いきなり登場のユキヤさんは会場のお客さんを早速釘付けにしてました・・・饅頭お客さんに投げて
鼻から抜ける変な声で・・・しかもすごい顔だ*4


浜村さんがしなやかな役者さんっておっしゃってましたが・・・しなやかやないですよね?ソレちょっと違う・・・やっぱりぐにゃぐにゃのぐねぐねです
未來さんの場合は身体の柔軟性を感じますよね?骨までしなやかに伸びる?
ユキヤさんの場合はその骨自体が無い?・・・とにかく・・・ようわからんですがしなやかとは違います(笑)
でももちろん身体能力の高さは身体の大きさと意外にも比例して見事・・・飛んだり跳ねたり・・・ぐにゃぐにゃしたり


番宣で見た大きな動く階段が三つ・・・右に左に自由に動き舞台に感情を表している
お金のかかった舞台と言うのは誰の目にもわかります*5


とにかく一幕の展開が速いんですよね?とてもアップテンポで小気味良く話が進んで行く・・・


やはり一番驚いたのはなっちですよね?みなさんの前評判がよろしいだけに注目もしてましたが・・・
声がまずいい・・・台詞もはっきりしてるし・・・声もしっかり出てた
ソニンちゃんといいハロプロ!!なかなかやりますよね〜?*6
もちろん歌も上手いし誰よりも安定してます
恥ずかしながら彼女の演技と歌に泣かされてしまいました
どう足掻いても報われない愛を純粋に貫いて行こうとする彼女の強い思いに心がリンクしてしまい*7


いやぁ〜人を見かけで判断してはいけません・・・確か新庄こと城田くんの時もそう思いましたっけ?
なっち道を見つけましたね?
ここにまた新たなミュージカル女優誕生です・・・か*8


主演カラフ王子の岸谷さん
私実は彼こそケンヂのイメージなんですよね〜
だからこの役はどうなんですか?
終始二枚目路線のかっこいい男よりコミカルで面白い岸谷さんが私は好きなんですよ!!
歌も正直上手いとはよう言わないし・・・殺陣もやたら大見得切ったような大袈裟なポーズとか・・・イマイチキマッテナイ・・・
逆にこの役唐沢さんに嵌ったような気がします・・・*9


そして獅堂さんの王将軍
オペラ『トゥーランドット』にはない宮本版オリジナルキャストらしいのですがこの役無くしてどんな話やってん?と思うほどストーリーに重要な人物です
獅堂さんってモンゴル人みたいですよね?*10そっくり!!*11
だからこの民族衣装がとてもお似合い
やはり歌はどっちかって言うと上手いとは言えないのですが腹の底から出てくる地鳴りのような声は人々を恐怖に陥れる効果としてはまさに正解
当然と言ってはそれまでですが殺陣はさすがで剣の捌きはもちろんですがブンブンと振り回す槍がまた美しいほどキレがありました
まさにこの役柄はあのヒール面あってこそでしょう


平成生まれの女形?早乙女くん
確かに美しいですよね?線も細くこの儚げな役はぴったりです
男でも女でもない・・・なんて言うんでしたっけ?かんがい?かんげん?あれ?
そんな悲しい役どころをまさに中性的な魅力で演じきりました
彼が二鼓に合わせて踊る姿を観て別の人を想像したのは私だけではないはず
彼がムチに打たれ苦しんでる姿を観て別の人を想像したのも私だけではないはず


そしてアーメイ・トゥーランドット
日本語の難しい歌詞や台詞をちょっと舌っ足らずな感じがかわいらしかったです
でも本当は可愛い・・・じゃダメなんでしょうね?
冷たい月のようなクールビューティでなければ


テレビの番宣で出演してた時に小さいってイメージだったのですが舞台では意外と大きくって?
岸谷さんと並んでもあまり変らない・・・
階段下りる時に気付きました!!花魁なみのぽっこり風の下駄を履いてるんですよ!!危な〜い!!何度もあの高い階段を下りたり上がったり・・・しかも足元が見えないほど長い着物
さぞやコワかった事でしょうね?だって観てるだけでも足がすくむ


歌はもちろんアジアを代表する歌姫・・・ハスキーな声と伸びのある声量が魅力的


でもなぜ?彼女だけ台湾から選ばれたのでしょう・・・
日中友好がテーマ?北京オリンピック年だから?
いや・・・彼女がどうのこうの言うてるんではないです!!もちろん
ただなんでか?軽い疑問です
日本アジアとキャストスタッフ半々演じてるとか海外公演があるとか・・・
それならばわかるのですが
ほとんど日本人スタッフがやってるこの作品
どう言う意味があるんだろ・・・と単純に思っただけです


一幕は見所満載で楽しんだのですが二幕は淡々と流れ少しトーンダウン?
ラスト主演二人のデュエットは正直寝てしまいそうだった
一番盛り上がらなきゃならないとこですよね?
『ここで二人一緒にこの国を守って行きましょう』
『いや・・・あまりにも血を多く流し過ぎた・・・』
とカラフ岸谷さんが去って行く・・・え?去ってしまうのか?
『私にはこの国がある』
と立ち上がる姫・・・


そしてフィナーレ?


そして華やかに舞台が転換されお祭りムードで一気にラスト
ここの曲のイメージは完全に『千と千尋の神隠し』でしたね〜?*12
舞台自体もそんなラストシーンです


いつの間にやら物売りは女帝の側近になってるし?
ただカラフ岸谷さんが『お前は一体何者なんだ?』と物売りに度々聞いている
『いや・・・あっしはただの物売り・・・美味しい話に飛びつくだけでさ〜』って・・・
そんな話の中で実は何か密使を持った役なのかも・・・って臭わしている
でもそんな種明かしもないまましっかり側近に納まってる?
そこは何かちゃんと実は私は・・・みたいなのがあっても良かったのでは?
それともあったんですかね?あれ〜寝てたのか?私
その辺が正直やたら曖昧な・・・
確かに面白い役どころで身内から観るユキヤさんは掴み所のないかわいい男ですが・・・
ちょっと苦手な人にはくどくうざい存在だったかも・・・とも思ったり


数々の何様発言・・・お許しを


カテコ・・・アーメイさん登場からいきなりスタオベ!!
えぇ〜?・・・ってびっくりもしたのですが
歓声と拍手がすごいすごい・・・どうやら中国語のようでした
アーメイさんも声のする方向に何度も投げキッスを贈ってました


3回ほどあったのでしょうか?カテコ
終始ご機嫌はアーメイさんとユキヤさんとなっち
ユキヤさんは最後まで道化のお役目!!
アーメイさんと早乙女くんと3人で腕組んで出てきたり
なっちは自分自身とても満足の行く公演期間だったのでしょう・・・笑顔キラキラしてます
ただあとの主要キャストは大阪楽だと言うのに笑顔無く・・・
それがちょっと心に引っかかりました


会場を出ると旗を持ったツアコンの方が何人も・・・
なるほどツアー客*13

*1:その後確信に変る

*2:北野武とかタケシ軍団とか(笑)色々

*3:その後ぬか喜びに終わる

*4:キヨシ以上にほっぺ真っ赤

*5:でも高いわい!!

*6:つんくもただのロリコン親父やなかったんですね?

*7:どうリンクしたんだ?

*8:何様じゃ?私

*9:しまった!早朝の方が言いたい放題だ!!

*10:言い切る!!

*11:朝青龍白鵬とか・・・

*12:久石譲さんらしい曲

*13:ブロードウェイを観に行く日本人観光客みたいなものか?